2025年に開催される大阪・関西万博。その公式キャラクター「ミャクミャク」には、発表直後から「ひどい」「気持ち悪い」「かわいくない」といった批判の声が相次ぎました。しかし一方で「ユニークで印象的」と評価する声もあります。本記事では、「ミャクミャク」がなぜこれほど物議を醸しているのか、その背景やデザインの意図、そして今後の展望について詳しく掘り下げます。
炎上しっぱなしのミャクミャクはどういう意図で作成されたのでしょうか?

大阪万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。このテーマを象徴するキャラクターとして誕生したのが「ミャクミャク」です。
公式の説明によると、ミャクミャクのデザインには以下のような意味が込められています。
- ・赤い部分:「生命の水」を表現し、分裂・増殖する細胞をイメージ
- ・青い部分:「水」の流動性を象徴し、変幻自在に姿を変えられる
- ・名前の由来:「脈々と受け継がれる生命の流れ」から命名
しかし、この公式の説明とは裏腹に、多くの人が第一印象として「ひどい」「気持ち悪い」と感じてしまったのも事実です。
日本では、万博のキャラクターといえば「かわいらしさ」が重視される傾向があります。例えば、2005年の愛知万博では「モリゾーとキッコロ」という親しみやすいデザインのキャラクターが採用されました。

しかし、ミャクミャクのデザインは赤い球体が集まり、不安を煽るような目が特徴的で、「かわいい」よりも「異様」「怖い」といった印象を持たれることが多かったのです。
ミャクミャクのデザインが発表された直後、SNSでは批判の嵐が巻き起こりました。
- ・「ウイルスみたいで不気味」
- ・「これが公式キャラってマジ?」
- ・「子どもが泣きそう」
Twitter(現X)では「ミャクミャク」というワードがトレンド入りし、「気持ち悪い」「ひどい」といったワードがセットで検索される状態に。発表直後の反応としては、かなり厳しい評価が多かったようです。
大阪万博の過去のキャラクターを振り返ると、1970年の大阪万博では「EXPOくん」というロボット風のデザイン、2005年の愛知万博では「モリゾーとキッコロ」のような可愛らしいキャラクターが採用されていました。
それに対してミャクミャクは、異質とも言える斬新なデザイン。これが「万博キャラとしてはひどい」と言われる理由の一つになっています。
ミャクミャクが発表された後、「どこかで見たことがある」といった声も多く上がりました。
具体的には、
- ・某有名ゲームに登場するモンスターに似ている
- ・某アニメのキャラクターにそっくり
- ・海外の有名マスコットと似ている
といった疑惑が出ています。しかし、公式は「完全オリジナルのキャラクター」と明言しており、実際に特定のデザインを模倣した証拠は見つかっていません。
ここまで批判的な意見を中心に紹介しましたが、ミャクミャクには好意的な意見もあります。
デザインが斬新であるがゆえに、強烈なインパクトを残します。「万博が終わっても記憶に残るキャラクターになるのでは?」という声もあります。
日本国内では批判が多いものの、海外の一部では「ユニーク」「アートとして面白い」と評価されることも。特にアート性の高いデザインが好まれる欧米では、好意的な意見も見られます。
最初は「ひどい」と言われたキャラクターでも、時間が経つと愛着が湧くことがあります。例えば、ゆるキャラの「ふなっしー」も登場当初は「奇抜すぎる」と言われましたが、今では人気キャラクターとして確立しています。
・発表直後から「気持ち悪い」「かわいくない」と批判が殺到
・過去の万博キャラと比較すると異質なデザインで賛否両論
・SNSでは「ウイルスみたい」「怖い」といったネガティブな意見が目立つ
・一方で、「インパクトがある」「ユニークで面白い」と評価する声も
・海外ではアートとして好意的に捉える意見もあり、今後の展開に期待
結論として、「ひどい」と感じるかどうかは人それぞれの価値観による部分が大きいです。しかし、議論を巻き起こすほどの注目度を集めている点では、ミャクミャクはすでに万博成功の一助になっているのかもしれません。
今後のプロモーション次第で、ミャクミャクがどのように受け入れられていくのか、引き続き注目していきたいですね!