ジョン・フルシアンテ(John Frusciante)は、主にレッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)のギタリストとして知られており、彼の独特の音作りには、彼が使用するギターが大きく影響しています。彼が使っているギターについて詳しく説明します。
1. フェンダー・ストラトキャスター (Fender Stratocaster)
ジョン・フルシアンテの代表的なギターは、フェンダー・ストラトキャスターです。特に彼の1962年製と1961年製のストラトキャスターが有名です。このモデルは彼のクリーンで温かみのある音色を特徴づけており、彼の独特のカッティングやメロディックなプレイに最適なギターです。以下に、彼が使っているストラトキャスターの詳細を挙げます。
- 1962年製 Fender Stratocaster: 彼が最も多く使用するギターで、アルダー材のボディ、ローズウッドの指板を持つものです。このギターは、彼のクリーントーンやファンクスタイルのリズムプレイ、また「Californication」や「Scar Tissue」などの有名なソロで聞かれるシングルコイルピックアップの繊細なトーンに大きく貢献しています。
- 1961年製 Fender Stratocaster: こちらは別のメインギターで、60年代のビンテージサウンドを持つ貴重なモデル。ジョンはこのギターを「Under the Bridge」などの繊細なクリーンサウンドで使用しています。
2. フェンダー・テレキャスター (Fender Telecaster)
ジョンは、ストラトキャスターだけでなくテレキャスターも使用しています。特に1970年代製のモデルを使っており、ストラトキャスターよりも少しエッジの効いた音を得たいときに使用されます。「By the Way」アルバムの一部トラックでは、テレキャスターの独特の音色が活躍しています。
3. ギブソン ES-335 (Gibson ES-335)
フルシアンテは、ギブソン ES-335のようなセミホロウギターも使用しています。このギターは、より太く、温かみのある音が特徴で、「Californication」などのバラードやミドルテンポの楽曲において、よりソウルフルなトーンを提供します。
4. その他の使用ギター
- Fender Jaguar: 特定の楽曲やライブで、より独特なサウンドを出すために使用されることがあります。ジャガーのショートスケールとユニークなピックアップの組み合わせは、他のギターでは得られないトーンを生み出します。
- Ibanez RG760: 初期のキャリアで使用していたギターです。これは、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの初期のパンク・ファンク時代に特に使われ、彼の激しいプレイスタイルと合っていました。
5. 影響を与えるアンプとエフェクター
ジョンのギターサウンドは、ギター本体だけでなく、彼が使用するMarshall Majorアンプや、Boss DS-1 Distortionなどのエフェクターも重要です。彼は、ギターのトーンを最大限に活かすためにヴィンテージ機材にこだわり、アナログ感あふれるサウンドを求めています。
ジョン・フルシアンテのギター選びは、彼の音楽的な表現に深く根ざしており、彼の演奏スタイルを支える重要な要素となっています。
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